■2013年6月24日明治大学商学部特別講演
■日時:6月24日 午後4時20分から午後5時50分。講義90分間
■講師:当社代表取締役 黒木陽一
■テーマ:「新しい時代での新事業開発と新製品開発のプロセスとコンセプトワーク」
■対象:明治大学商学部マーケティング学部生と大学院生と教授
■午後5時50分から6時50分 対話形式ディスカッション
■午後7時以降 懇親会
■セミナーのプロローグ
■企業戦略には何が必要何でしょう。
マーケッターは、どのようなことに留意して商品開発や事業開発すべきでしょうか?
センスを磨くことが重要であります。
■戦略の本質は、センスであり、シンセサス綜合する力です。
水野誠准教授は、これをテーストという言葉で説明しています。
つまり、スキルや手法ではないのです。
技術で習得するよりも、自ら身につけることでセンスは磨かれます。
■センスというのは、事象や文脈からの読み書きと本質を極められます。
そのセンスを磨くことで、独自のコンセプトを創造することだと思います。
■このセンスに関わる重要なキーワードに、ライフスタイルアプローチ方法があります。
■ライフスタイルという言葉を使ったのは、
1980年代にヤンケロビッチという心理学者であり、世界にそれを広めた人は、
イギリスのテレンスコンランではないかと僕は思います。
1990年代テレンスコンランの食スタイルとか、家具へのこだわり、文具は、私達への
生き方の提案、快適性、美しい生き方のトータルなものでした。
日本では、西武百貨店や東京ガスによって、ハビタやザコンランショップでよく知られていますね。
日本でその影響を特に受けたのは、サザビーグループの鈴木陸三氏であり、アフタヌーンティ、
シルバースプーン、アニエスbの伝播をしたりしました。(むすめ婿の角田氏が、スターバックスを
初期展開しました。)
我々は、ものを通して自分のスタイル、内面、こころを描くことをコンランから学んでいるのかも
しれません。
デザインテーストが統一されていると、内面の心が穏やかになると思います。
日本独自のスタイルの提示を考えますと、白洲二郎と白洲正子の調布にある武相荘が代表的
ですが、日本文化大和を愛した白洲正子の美学が伝わって来るようで、心が穏やかになります。
このように、スタイル、センスを企業は生かした戦略を構築して、新製品や新事業に活かすことが、
日本独自の提案により、企業と生活者を繋ぐ一助になると思います。
K.レビットがマーケティングとは、顧客のニーズを知り、新しい価値を提案する。
■企業と生活者の関係は、情報インターネットにより変化しました。
いわゆるマーケティング3.0とコトラーがその関係を説明しています。
生活者と企業は、学び、情報を共有化する関係に変化してきました。
生活者が応援したくなる企業、生活者と共に歩む企業が、求められていることも事実です。
これはセンスを磨くことが重要です。